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eX.(エクスドット) の2008年度初公演、東京での8 回目の企画となる今回は、 「双子座三重奏団」を迎えての企画となる。 この、トランペット・ピアノ・バリトンという特異な編成によるトリオは、 現代音楽シーンに欠くべからざる存在である 曽我部清典・中川俊郎・松平敬の 3 氏が2004年に一堂に会したことを契機に、 3 人の共通点である「双子座」をグループ名に冠し結成したもの。 2005 年以来、年一度のライヴを開催し、 カーゲル、カーデュー、川島、湯浅、ルシエといったレパートリーに加え、 メンバー 3 人の新作や、伊東乾、鈴木治行両氏への委嘱作品初演、 更には中世や古典派の楽曲までもを網羅する意欲的な選曲を行ってきた。 今回の我々「エクスドット」とのコラボレーションによるライヴでは、 参加する5 人の全員が作品を書き、そして演奏も行う。 きけば、「双子座三重奏団」の命名には、メンバーが演奏と創作の 両方を行うという意味も込められているというから、 この企画は、文字通りの「双子座」企画である。 また、昨年末に亡くなったシュトックハウゼンを偲んで、 12 星座がテーマである《ティアクライス》から 「双子座」をはじめとした関連楽曲を上演。 <live> に先立つ <experiment> でも、シュトックハウゼン研究の 第一人者でもある松平敬氏による、上演曲及び大作《LICHT》の解析を行う。 |
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双子座三重奏団 |
曽我部清典 (トランペット) 個人サイト 6月7日愛媛県生まれ。東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。 現代音楽のスペシャリストとして内外の新作の初演に携わる一方、 上野の森ブラスのコンサートマスターとして吹奏楽関係のファンも数多い。 今年1月には、パリ、ローマ、リモージュ、カイロ、テルアビブ、ハイファで ソロリサイタルを開催、好評を博した。 CD「今日までそして明日から」「透明な孤独」「トキノコダマ」「トキノコダマ2」をリリース。 幅広い音楽性と鋭い分析力、安定した技巧で我が国のトップに位置するトランペット奏者である。 日本トランペット協会常任理事。洗足学園音楽大学講師。 Brass ExtremeTokyo、Ensemble Contemporary α、東京現代アンサンブル COmeT メンバー。 |
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中川俊郎 (作曲・ピアノ) |
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松平 敬 (バリトン) 個人サイト |